バルト三国の旅2011(その4) 〜バルト海を越えてタリンへ

セントラルからの直行バスに乗ると、ほんの10分程でタリン行きの船が就航する西ターミナルへ到着。ゲート前にはすでに大勢の人が入場待ちの状態。その後も次々と人が押し寄せて来てターミナルは大変な数の乗客でごった返していました。

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私たちが乗った船は「タリンクシリヤライン」。スケールの基準となるものがなくて写真ではわかりにくいですが、驚くほど巨大な船でした。約2時間の航路で、金額は約50ユーロ。金額はシーズン、曜日、時間帯によって変わります。事前に予約をしておくともう少し安くなるようです。
★タリンクシリヤライン→ http://www.tallinksilja.jp/

私たちは、まぁ焦る必要もないし...とのんびりと待合室でビールを飲んでいたら、やがてそれが裏目に。。頃合いを見て船に上がると、すでに船首側のカフェエリアは満杯。通路にさえ人が座り込んでいる状態。仕方なく甲板に出てそこに設置してあるベンチに陣取りました。天気がよかったので、上着をしっかり着込めば海の風も気持ちよいだろうと、そんな甘い見通しを持っていたのですが...あまりの風の冷たさに間もなく退避・・・(泣)。重いスーツケースを引きずりながら、船内をしばらくさまよいました。ヘルシンキ〜タリンの連絡船に乗る予定の方は、できるだけ早い順番で乗船することをお勧めします。。

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ようやく居場所をつくれてほっとした途端、私は猛烈な睡魔に襲われて、そのまま椅子に座ったまま爆睡...。目が覚めたのは、タリン到着のアナウンスがちょうど始まったところでした。そんなわけで船上・船内の写真はほとんどありません(^^;)

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下船のアナウンスがあってから、かなり時間を置いてからゲートに向かったのだけど、出口は大勢の人で大混雑...。外に出るまでずいぶん時間がかかりました。パスポートチェックはないので、国境を越えたという実感のないまま、市街地へと向かうであろう人の流れに乗って、しばらく黙々と歩きつづけました。ターミナル周辺は、大型のショッピングセンターやビジネスホテル、駐車場等が立ち並ぶ面白みのない景観。ここが本当にエストニアなのかなぁ...とぼんやりした頭で歩いていたら、またもや道に迷ってしまいました(笑)。

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通りがかりのおじさんの助けもあって、どうにか宿のある方角へと歩き進めることができました。大きな幹線道路を渡って公園を抜け、いよいよ旧市街のエリアに入ると、周囲の景観ががらりと変わってびっくり。。。

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そこはまるで、時代を遡ってヨーロッパの古都に迷いこんでしまったような世界でした。〈続〉

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