今回の旅は奈良がメインだったので、旅の最終日に一日だけ京都に行ってきました。ホテルで自転車を貸してもらえたので、この日は近場をのんびりと散策することに。烏丸御池にあるホテルからスタートして、まずは京都御苑へ。ここは歩くと大変な敷地だけど、自転車があれば楽ちん。
3月の始めでしたが、御苑内梅園の一部が少しだけ色づいていました。京都御苑は中を通り抜けただけ。御所の中は、2年前にガイドさん付きで見学したことがあります。その時の写真はこちらにまとめてます。→http://t.co/ctg71MnX
この日の一番の目的地は上賀茂神社。自転車での〜んびり走って30分程で到着しました。去年ここで挙式をさせていただいたので、そのお礼参りも兼ねて。写真は一ノ鳥居とその先の表参道。
上賀茂神社の正式名称は「賀茂別雷(かもわけいかずち)神社」。創建は678年で、飛鳥時代まで遡ります。京都で最も古い歴史を持つ神社で、境内全体が世界文化遺産に登録されています。
二ノ鳥居の手前に「神馬舎」があって、そこには一頭の白馬がいました。「神山号」という神馬。上賀茂神社は馬とつながりが深いのです。
上賀茂神社は、伊勢神宮や出雲大社と同様に「式年遷宮」の制度があって、現在は来年開催される遷宮祭に向けた取り組みの真っ最中。運良くこの日は特別参拝の開催中で、普段は見られない中門の向こう側へと入ることができ、国宝の「本殿・権殿」を拝むことができました。
「権殿」は「本殿」の仮殿という位置づけで、非常の場合などに祭神が仮殿へ移されるそうです。本殿と仮殿とがまったく同じ形状・大きさになっていて、常に併存している社はめずらしい・・・という神主さんの話が興味深かった。
重要文化財の「細殿」。本来は一般人がここに上がることはできないそうですが、今回の「式年遷宮 」の期間限定ということで、挙式がここで執り行われます。平成24年から平成27年までの3年間だけ!ご検討中の方、お急ぎください(^-^)
去年ここへ来たときは、自分で写真撮ったりする余裕がまったくなかったのですが(当たり前か...笑)、この日はじっくりと境内を回ることができました。この日も結婚式を挙げている新郎新婦を何組も見かけました。
境内にはいくつかの小川が流れ、古い木々が茂る裏山には厳かな空気が満ちています。いい神社だなぁ〜って、あらためて感銘受けました。
こんなかわいいおみくじもありました。「八咫烏(やたがらす)みくじ」。あまりにも愛嬌ある顔してるので、お土産につれて帰りました。
この色とりどりの筒は「願い筒」と言うそうです。願い事を書いた紙をこの筒に入れて、境内の木に結わえると成就するんだとか。。
上賀茂神社の名物と言えば「焼き餅」・・・と聞いたので、鳥居前にある「葵家やきもち総本舗」の焼き餅を食べてみました。買うとその場で焼いてくれます。シンプルだけどなかなか美味しい。。
上賀茂神社の神紋は「二葉葵」 。毎年5月には、京都三大祭りの一つ「葵祭」があります。人が多い時期の京都は大変そうだけけど・・・「葵祭」、いつか行ってみたいな。