バルト三国の旅2011(その14) 〜リガの旧市街を歩く

リガは、ハンザ同盟都市として13世紀末から急速に発展し、その後バルト海沿岸諸国の中で最も繁栄する大都市となりました。旧市街には往時の優れたゴシック建築が数多く遺されています。

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バスターミナルがあるのは旧市街の南東側。大きな道路の下を通る地下道を抜けた先に、旧市街の入口があります。

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旧市街に入ってほどなくして出会ったのが、この聖ペテロ教会でした。ゴシック様式の荘厳な美しい教会。私は時間なくて行けなかったのですが、ここから塔の頂上までエレベーターで上がれます。そこからリガの街全体を見渡すことができて、素晴らしい景観なのだそうですよ。

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市庁舎広場に抜けると、運良くここでも収穫祭をやっていました。後ろの印象的な建物は、有名な「ブラックヘッドの会館」。ブラックヘッドとは未婚の貿易商人の友愛会なのだそうです。第二次大戦で破壊されたのですが、近年になって忠実に再建されました。

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広場には大勢の人で賑わい、魅力的な露店がいくつか出ていました。この貫禄あるおばあさんのソーセージは絶品でしたよ♪

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広場中央の「聖ローランド像」の足下には、こんな巨大カボチャが。。(^-^)

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リガの大聖堂は、現存するバルト三国で最古の建物なのだそうです。リガの繁栄の歴史を物語るかのように巨大で威厳のある建物でした。ここを見るのを楽しみにしていたのですが、この時は修復工事の真っ最中で中に入れず残念。。

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ふと上を見上げると、屋根の上に可愛い猫の姿が。。これは有名な「猫の家」。裕福なラトヴィア商人の家だったそうです。大ギルドに加わりたいのに、ドイツ人が支配的なギルドには入れてもらえず、怒った彼がその腹いせとして、ギルドの会館に猫のお尻を向けて取り付けたのだそうです。。。なんとも可愛らしい「報復」ですね(笑)。

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リガ旧市街は建築物は、時代も様式もかなり幅広い。中世的なゴシック建築もあれば、そのすぐ並びに19世紀末の装飾を感じさせる建物もあったり。路地を曲がる度に、街の表情が変わります。新しいものと古いものが混ざり合いながら、大きな都市へと成長して行ったのでしょう。

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歴史的にドイツとのつながりが深いので、ドイツやウィーンの街並を連想する人が多いかと思います。でも、戦争で多くのものを失った現在のドイツの街並よりも、このリガの方が、往時のドイツらしさを今に伝えてくれるのかもしれません。

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この時はあまり時間がなくて、回りきれなかった見所をたくさんの残してしまいましたが、旧市街のこの美しい街並を歩けたのは、本当に素晴らしい体験でした。〈続〉