1月11日、東中野の「風花」で開催された「お能ナイト」に参加させていただきました。金剛流の見越氏を迎えし、能についての貴重なお話を拝聴。そして今回の特別企画として、能装束をまとうための一連の所作を実演していただきました。
私は今回はじめて知ったのですが、能の世界には衣装担当といった役割分担はなく、演技者自身がお互いの装いを仕立てていくのだそうです。「装う」という行為から、彼らの役作りがすでに始まっているのです。それらの所作のひとつひとつに意味があり、伝統と格式があり、巧みな技が凝縮されているのだと知ることができました。能という世界の奥行きの深さを、またひとつ垣間見ることのできた一夜でした。
★衣装を着ていく過程をスライドショーにまとめてみました。よかったご覧ください。 →http://s1145.photobucket.com/user/jamsand1967/slideshow/20140111
【付記】 東中野にあった「風花」は、不定期で営業していた飲み屋さん。様々な催しがここで開催され、個性豊かでユニークな方達がここに集っていました。多くの人たちに愛されたお店でしたが、残念ながらビルの取り壊しの事情によって今年1月いっぱいで閉店してしまいました...。またいつかの再スタートの日を楽しみにしていたいです。
「風花」最後の日、皆でお店に集いフィナーレのひとときを楽しみました。みんないい笑顔。お店はなくなっても人のつながりが絶えるわけではありません。またいつの日か集いましょう♪