昨年やった仕事ですが・・・エストニア「タルトゥアカデミック男性合唱団」来日公演のフライヤーを作らせていただきました。
この「タルトゥアカデミック男声合唱団」は、創立1912年のエストニア国内で最も古くから活動を続けている合唱団。非常に評価の高い合唱団で、これまでに欧州ほぼ全土、米国などで海外公演も数多く行ってきたのだそうです。
エストニアという国になじみのない方にとってはピンとこないと思うのですが、エストニアの合唱のレベルの高さは世界で広く認知されています。5年に一度開催される「エストニア歌と踊りの祭典」は世界文化遺産にも登録されていて、2万人を越す合唱団がステージに立ち、世界中から20万人もの聴衆がエストニア・タリンの街へ押し寄せるのです。
エストニア人にとって合唱/歌うことは、民族のアイデンティティに深く結びついています。ロシアに占領・併合された暗雲たる時代を乗り越えて、1991年に独立を勝ち取ったときにも、「歌」が大きな力となりました。1988年に開催された「歌の祭典」では、当時の人口の1/3にあたる30万人以上の国民が『歌の原』に集い、独立への願いを歌に託したのです。血を流すことなく、人々が歌うことによって独立を勝ち得た一連の出来事は、「歌う革命」として世界から賞賛されています。
今回の来日公演では、仙台、石巻、東京、宝塚の各都市を巡回します。チケットの売れ行きが好調でもうすぐ売り切れになる勢いのようなので、ご興味持ってくださった方は、ぜひ早めにご予約ください。チケットお申込み/お問い合わせ:日本・エストニア友好協会