事後報告になってしまいましたが、「緑蹊会展」という展覧会に作品を出品しました。「緑蹊会展」は成蹊大学美術部卒業生有志による展覧会。なんと今年で25回目の開催。四半世紀も続いて来たのです。私がこの展覧会にはじめて出品したのが「第2回目」だったので、早23年もこの展覧会と伴に歩んで来たのだと思うと、なんだかとても感慨深いです(途中、何度かさぼってますが・笑)。
25周年の記念すべき展覧会ということで、私も作品出品する決意をしたものの、いろいろと忙しくしてるうちに、結局絵を描き始めたのは搬入日の2日前...。もう絶対無理だと思ってあきらめかけたけど、どうにか1日遅れで会場に届けることができました。
今回の作品はポーランドで見てきた木造教会をモチーフにしています。作品タイトルは「祈りの残香(ポーランド南部の木造教会)」。遠い時代からの深遠な祈りの気配が、残り香のように漂う風景を描いてみたつもりです。(大きさは、B2くらいのサイズ)
木造教会の質感を出せるように意図したのですが、部分的に手をかけすぎてバランス悪くなってしまったかな...。とにかく今回はまる3年もブランクあって、絵を描く感覚を取り戻すだけで精いっぱいでした。。水彩の難しさをあらためて感じたり。まぁ、ずっと絵筆を握っていなかった割には、どうにか絵になって良かったと思う。また少し時間置いてから、薄っぺらい部分を加筆して仕上げたいと思ってます。
隣りは大学のずっと上の先輩たちの作品。大学を卒業してもう20年以上経っているのに、今もこうして一緒に展覧会をやれるのは、やっぱり素晴しいことだと思う。
ご来場いただいた方々、ありがとうございました!あらためてお礼申し上げます。自分の絵については、多くの方から「二日間で描いたものとは思えない」というあきれ半分の感嘆の声をいただいたり(笑)、そして何人かの方からとてもうれしいコメントをいただきました。しばらく絵から遠ざかっていたけれど、また絵を描き続けようと心からそう思える機会になりました。
またいつでも続きを描けるよう、絵の道具は机の近く出しておくことにします。。