【クロアチアの旅（その17）：モスタル（その3）】
（次の旅行が迫ってきたので、ここからは駆け足で・・・）
モスタルの市街地をぐるりと回って、前夜その佇まいの美しさに感激した「スタリ・モスト」へもう一度来てみたら、橋の手前に門番（？）の猫が！ 白黒八割れ顔の、ものすごく人懐っこい猫。お腹をなでたら、川に落っこちそうなほどじゃれてきました（笑）
モスタルは山々と丘陵に囲まれた盆地に位置し、その真ん中をネトレヴァ川が流れ、街を東西2つの地域に隔てている。それらをつなぐスタリ・モストは、この街の発展に大きく寄与してきました。橋の高さは21m、全長は29mで、想像していたよりも小さな橋。下の写真は橋から見た渓谷の風景。それにしても、なんと愛しい景観なのでしょう。。
橋を渡った向こう側には、トルコの面影が色濃く残るエキゾチックな街並が広がっています。坂や階段がたくさんあって裏路地も多く、ただ歩いているだけでとても魅力的な街。
余談だけど、モスタルで泊まったホテルがとても素晴らしかったので、ちょっとご紹介。
Bosnian National Monument Muslibegovic House ★HP→http://www.muslibegovichouse.com
トルコ様式の古い屋敷を改築したホテル。この辺り一帯が家事で燃えてしまった中で、この建物だけがほぼ無傷な状態で残ったのだそうです。オスマン・トルコ時代の文化を今に伝えてくれる貴重な文化遺産となっています。
泊まった部屋の中もエキゾチックな雰囲気たっぷり。ベッドはなんと天蓋付！（笑）
建物の母屋は博物館になっていて、伝統的なトルコ風の生活様式を垣間見ることができます。有名な「トルコの家」よりもこちらの方が見応えある内容に感じました。
前夜は真っ暗で、ちょっと危ない雰囲気に感じたバスターミナルも、昼間に来てみればなんてことはない、地方都市らしいこじんまりとしたターミナルでした。でも夜にモスタルに到着する人は、ちょっとだけ警戒した方がいいと思います。
晴れ渡った青空の下、私たちを乗せたバスは美しい緑の平野を抜けて・・・いよいよ、今回の旅の最終目的地、クロアチア・ドブロヴニクへ----。