【クロアチアの旅（その7）：プリトヴィツェ湖畔国立公園（1）】
私が乗ったバスは、プリトヴィツェ湖群国立公園への直行便。プリトヴィツェの広大な敷地には、「入口1」と「入口２」の二つのゲートがある。この日の宿は、その「入口２」から2kmくらい離れたところにある「Jezerce」という宿泊村のゲストハウス。まずは宿まで行って荷物を預かってもらう予定でいました。
ところが、ここでまた小さなトラブル。バスは「入口２」を素通りし、「入口1」までノンストップで行ってしまうではありませんか...。「第1ゲート」からJezerce村までは大変な距離。何人かの観光客が同様に「入口２」への下車を予定していたようで、彼らも戸惑っている様子。そこにいた若い添乗員さん（というか、たぶん国立公園の職員さん）に宿の住所を見せてそこへ行く方法を聞きつつ、困っていることをアピールしていたら......彼がおもむろに「OK! もう一度バスに乗って。」と言うからびっくり！ そしてバスは来た道を逆走し、「Jezerce」の停留所まで行ってわたしたちを降ろしてくれたのです。親切な添乗員さんで、本当に良かった。。
そのJezerceという宿泊村の入口。15〜20件くらいのゲストハウスがこの一帯に建ち並んでいます。いずれも家族経営の民宿といった感じ。
クロアチアはどこに行っても猫がたくさん。みんな人懐っこくて、おっとりした性格。ここの猫たちも皆にかわいがられてるのか、近寄っても逃げたりしない。
そしてここが私の泊まった宿。想像してた以上にきれいで立派な施設。
とても親切で懐の深いご夫婦と、しっかりものの娘さん（しかも美人）が、あたたかく迎えてくれました。娘さんは、スタッフとしてテキパキと仕事をこなし、プリトヴィツェのことを一通り説明してくれて（半分以上私は聞き取れないけど...）、なんと公園のゲートまで車で送ってくれるのです。歩くと30分くらいかかりそうな距離だったので、車の送迎は本当に助かりました。
部屋も広くてきれい。設備も整ってて、すごくおすすめの宿！
★Plitvice Miric Inn →http://www.booking.com/hotel/hr/pansion-miric.html
そんなこんなで、どうにかお昼前の時間には、国立公園「入口２」に到着。ゲート前の売店で売っていたラズベリーが、瑞々しくて美味しかった。
ゲートをくぐり、公園内を走る電動バス乗り場へ行く途中で出会った美猫。この場所が気に入ってるのか、夕方ここへ戻って来た時も、まったく同じ場所にいました。
さて、いよいよ公園の中へ。どんな風景に出会えるのか、興奮せずにはいられません！ 宿の娘さんが薦めてくれた通り、「入口２」のバス停からまずは左上方向へ進んで行って、その終点「ST４」という停留所から歩き始めることにしました。ただ、この時点では空に雲が多くて、なんとなくすっきりしない天気。
歩き始めた最初の風景はこんな感じ。まぁ、確かに湖畔の水がきれい。緑がたくさん。空気もきれい。なんだけど......う〜ん。だけどこれなら、日本の尾瀬の方がきれいなんじゃないか？......なんてことを、心の中でぼんやり考えてしまう...。
けれども徐々に奥へと進むにつれて、その印象はまったく変わってしまうのでした。
