松本〜安曇野の旅(その5)

安曇野ワイナリー〉は大糸線の「一日市場(ひといちば)駅」が最寄り駅。穂高から大糸線に乗って松本方面に5駅戻ったところ。駅前でタクシー拾って、15分くらいかかったでしょうか。延々と続くリンゴ畑を抜けた先にありました。
 
正直な話、観光客相手の「ワインを買ったり飲んだりできるお土産屋さん」程度のものを想像してました。ところがその予想は、良い意味で大きく外れてしまったのです。。
試飲のコーナーで、最初に「NIAGARA」という銘柄のワインを勧めていただいて、その美味しさにびっくり! フレッシュな風味だけど、とてもしっかりした味わい。マスカットに似た甘い香りがグラスから強く立ち上ってきます。葡萄種固有の風味を活かした、とてもバランスのいい白ワインだと思った。そのあともたくさんの種類を飲んでみたけど(かなりの量を飲ませていただきました...笑)、最初に飲んだ「ナイアガラ ペルレ 2010」が私は一番美味しかったな。それと、15種類のハーブをブレンドしてつくった「ベルモ15」というリキュール酒がとても気に入りました。
 
(カメラのバッテリー切れのため、以下は携帯で撮ったもの...)

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安曇野ワイナリーは「平成20年に旧安曇野ワインの事業を引き継ぎ生まれた、新進気鋭のワイナリー」なのだそうです。新しいオーナーはワインに大変な情熱を持った方で、それまでの生産体制を徹底的に見直し、醸造責任者に国内のワイナリーで高い評価を受ける戸川英夫氏を招き入れ、敷地内に自社ぶどう園を開墾し苗を植えるなど、品質の高いワインを造るために様々な試みを行っています。新しい歩みをはじめてまだ間もないのですが、真剣にワインをつくっていこうとする気概を強く感じました。

★詳しいエピソードはこちらを→「ワイナリー誕生物語
 
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これがその葡萄畑。ここを見ていたら醸造責任者の戸川英夫さんがたまたま立っていらっしゃったので、この葡萄畑の飲み頃について聞いてみたら、「本当にいいものつくれるようになるのは、10年後くらいになるんじゃないでしょうか」と語ってくださいました。「それじゃ、その時まで待ってますね」と言ったら、「まぁそう言わず何度も来てくださいよ」と笑っておっしゃってました。この葡萄畑が成熟する日を楽しみに待ちながらも、ここで作られるワインをこれからずっと注目していたいです。また安曇野へ遊びにくる楽しみが増えました。
 
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ちなみにこのワイナリーの近くには「ファインビュー室山(→HP)」という宿泊施設があって、日帰り温泉に入れます。絶景を眺めながらの露天風呂が最高に気持ちよかったです。休憩で入った展望レストランもなかなか美味しかったし(左の写真は穂高地ビール)。それから、この近くにたくさんの蓮の花が咲く池もあるそうです。ただ車がないと行き来が結構大変...。バスの路線からも外れているので、「安曇野ワイナリー」まで歩くと駅から2〜3時間かかるとか。車でない人はタクシーをうまく使った方が便利だと思います。私はとてもいい運転手さんにたまたま出会えて幸運でした。
 
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この日ショップで買ったワイン。これにプラス、友人へのお土産用を3本買った。こんなにたくさん手荷物で持ち帰ったのだから、どれだけ気に入ったかわかるでしょう?(笑)飲んでみたい方はうちへ遊びにきてください〜。

 
そんなわけで穂高周辺と安曇野ワイナリー&温泉を満喫して、すっかり上機嫌で松本へ戻る電車に乗りました。(松本の夜、二夜目へつづく)