震災4日目

東北関東大震災から丸3日が過ぎ、東京ではある程度の平穏さを取り戻しつつあります。でもひんぱんに余震は続いているし、福島原発の復旧作業も先行きが見えず、まったく気を抜けない状況です...。
 
週が明け、皆それぞれ仕事が始まっていますが、まだ交通網が麻痺している区間がたくさんあって、駅の構内も電車の中にも人が溢れてまともに移動できない状況が続いてます。会社によっては全員仕事を切り上げて強制退社させてるところもあるようです。うちの会社でも半数程度しか出社できていません。まずは散乱したものを片付けつつ、現在進行中の案件を整理しながら仕事しています。
 
まずは冷静に...と思っていても、こうした状況下では抑えが効かない場面も出てきてます。昨日は近所のスーパーに買い物に行って、見事なまでに物がなくなっていてびっくり! ...信じられない光景でした。
 
これは漬け物や豆腐類を置いてるコーナー。油揚げしか残っていない...。

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インスタントスープ類はほとんどの商品が棚から消えている。レトルトカレーとかも、どこが売り場だったかわからないくらい、まるごとなくなってました。

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これは鮮魚売り場のコーナー。日持ちするわけでも生鮮食品の棚まで空っぽ!

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東京にいてこんなにも物がなくなっていく状況は、まったく衝撃的です...。もちろんこれから何が起きるかわからない状況だし、ある程度の備蓄は必要なことに違いないのですが...、必要だからというより、物がなくなっていくその状況を見て、自分たちも今のうちに買っておかなければ!という変な衝動が動いてしまってる様子です。そういう私自身も、余計な買い物(ひげ剃りのカミソリとか。大量買いではないですよ)をしてしまった一人ですので、偉そうなこと言えないです...。
 
「こういう状況に絶対に乗ってはダメ」というのはその通りだと思うし、「緊急の事態になってからでは遅い」というのも確かだと思うし、正直、何が正しいとは言えないです。「それぞれの立場や状況に応じて、各自の備えをするために落ち着いた行動を」としか言いようがないですね。
 
警戒する気持ちが、いつしかヒステリックな感情をかき立てたり、集団のパニックにならないよう、そのことだけは気をつけたいですね。まずは自分のやるべき仕事に誠実に向き合って、できるだけいつも通りに過ごしていきたいです。