展示をひととおり見終わった後、まだ少し時間があったので、21世紀美術館の隣にある兼六園に行ってきました。
あ、その前に、美術館と兼六園の間にある石浦神社に立ち寄りました。こじんまりとした敷地でしたが、歴史の深さを感じる立派なお社がありました。
そこにあった妙に可愛らしい「手水」の図解。(れいほーさん、真似してごめんなさい)
そもそも兼六園がどういうところかさえも、よく知らなかった私。庭園を鑑賞する素養はないので、あまり期待してなかったのですが、想像していたよりはるかに素敵な場所でした。人工的にカチッっとつくり上げられた庭園は、なんだか無機質な感じがして魅力を感じないのですが、ここは自然のままの部分と人が入念に手入れしている部分との調和が素晴らしいと思いました。古いお寺の庭のような心地よさを感じます。
入園してから最初に見入ってしまったのは、庭園らしい景観よりも、池にいた食欲旺盛な鯉と鴨たち。そして歩き始めて5分もたたないうちに、最初にあった茶屋でさっそくくつろいでしまいました。
これは「じぶ煮そば」。美味しかった!じぶ煮は金沢の有名な郷土料理で、それをそばにのせたもの。そのお茶屋さんでオリジナルなんだとか。甘辛いたれとワサビの相性が絶妙でした。
兼六園は、いかにも庭園らしい景観も素敵でしたが、それ以上に見入ってしまったのが、この見事な苔でした。岩の上にも木々の肌にも、この苔がびっしりと根付いてました。
そしてこのぐにゃぐにゃと不思議な形で伸びている松。美しい、というのとは違う、もっと激しくて力強いものを感じます。ずっと見ていると、自分の内側に何かざわめくものが込み上げてくるような…。
美しかったのは、この見事な梅林。うっとりするほど美しい梅の花。
ここが満開のときは本当に見事な景色になるんでしょうね。満開の時にもう一度観に行ってみたいな。
たった二日の日程だったけど、すばらしいものにたくさん出会い、密度の濃い時間を過ごすことできて、本当に楽しい旅でした。金沢をもう少し歩いてみたかったのだけど、今回はその時間がなかったのが残念。またゆっくり遊びに行ってみたいです。
れいほー
いやあ、なんだか
春っていう感じですねえ。
日本庭園って
やっぱりいいです。
それに
ジャムさんの
写真はさすが!と思う。
上手いという表現では
言い尽くせません。
やはりこれは
美的感覚の差ですね(笑)。
ティミアン
素敵な写真を堪能しました。ありがとうございます♪
充実した時間を過ごせてよかったですね~。
忙しいと特に良く手入れされているお庭や、自然に触れると
心が和むのではないでしょうか。
いつか行きたい場所です。
はなこ
兼六園はもう梅は終わって桜が咲き始めています。苔はこれからもっと青くなって春の雨の中で自ら発光するんですよ。
また金沢にいらして下さいね。美しい写真とお話をありがとうございました。
よこやま
>れいほーさん
兼六園、期待してなかったのですが、とても良かったです!
れいほーさんが行ったときの雪の兼六園も素敵だったと思いますが
晴れた日の兼六園もすごく良かったですよ。
美的感覚だなんて・・・照れますがなー(笑)
よこやま
>ティミアンさん
今度帰国されたときは、兼六園ぜひ行ってみてくださいね。
梅林は、本当に見事な景観でしたよ。
満開の時を自分の頭の中で想像してみるのも楽しいですよね。
私はとにかくあの生命力いっぱいの苔たちに見入ってしまいました。
いろんな生命がせめぎあっている、その力強さを感じました。
よこやま
>はなこさん
写真、楽しんでくださったそうで、私もうれしいです。
東京の桜はもう散り始めているのですが、そちらではこれから桜の季節なんですね。
雨の中で自ら発光する苔・・・見てみたいです!
兼六園は、季節折々の表情を楽しめるのですね。今回は市内をゆっくり歩ける時間がなくて残念だったので、またあらためて金沢へ遊びに行ってみたいです。その時は金沢のコアなスポットをぜひ教えてください!