金沢〜能登〜ピアノ炎上〜粟津潔展(その3)

(金沢〜能登・増穂浦海岸)

友人3人と合流し、車に乗せてもらって、能登半島へ。
能登有料道路を走って約1時間半、志賀町増穂浦海岸に着きました。朝はどんより曇っていましたが、次第に空が明るくなって来て、快晴の青空が広がってきました。

現地にはすでにたくさんのスタッフが来ていて、真剣な表情で会場設営や、ピアノの準備をしていました。

 

21世紀美術館のスタッフ、撮影関係のスタッフ、ピアノ設営のスタッフ・・・などなど、大勢の人たちが代わる代わる出入りします。ディレクターのKさんは到着するとすぐに美術館スタッフの方が駆け寄って来て、事前打ち合わせで忙しくしていました。荷物運びでも後片付けでも、私も手伝えることがあればやるつもりでいたのだけど、人手は充分たくさんあるようだったので、とにかく邪魔にならないようにと思って、その周辺で写真撮ったりしてました。

この美しい海岸に、ピアノが置いてあるという光景・・・もうそれだけで刺激的です。

 

澄んだ海をみつめ、清々しい風を感じながら砂浜を歩いているうちに、なんだか子どものように心がはしゃいでしまうのです。前の記事にも書きましたが、増穂浦海岸は日本小貝三名所の1つなのだそうです(ちなみに他の2カ所は、紀伊の「和歌浦」と鎌倉の「由比ヶ浜」なんだそうな)。ふと足下をみつめると、小さな貝殻が無数にあって、その色合いの美しさ、形状の面白さに、夢中になっていました。


 

他にも砂浜でみつけたおもしろいものいろいろ。。。

これはいったいなんなのでしょうか?

海の生き物の造形には、摩訶不思議な世界がありますよね。

カニの足が、あちこちに落ちていました。こういうのをみつける度に、子どものように声を上げて喜んでる私たち・・・(笑)
↓は、友人のJさん。すっかり少年の心に戻ってるような後ろ姿。


 

海岸沿いをずっと歩いて行った先で、おばあさんが海藻を拾っていました。


 

海も砂浜も本当にきれいで、その風景をぼーっと眺めているだけで満ち足りた気持ちになります。こんなにもゆったりとした時間を持てたのは、本当にひさしぶりのこと。

海を見ながらお弁当を食べて、しばらく砂浜でぼ〜っとして過ごしたのだけど、まだ、夕方の本番までにはだいぶ時間あったので、いったん宿に荷物を置きに行くことにしました。その日の宿になっていたのは「シーサイドヴィラ渤海」。館内はとてもきれいだし、部屋も広くて、とても居心地の良いホテルでした。
http://www.togi-resort.jp/facilities/bokkai/index.html

(つづく)