朝生愛グループ with 割礼

先々週になりますが、《UFO CLUB presents 2マンシリーズ第1弾 割礼vs朝生愛グループ》というライブに行ってきました。朝生愛は今年になって聴き始めたミュージシャンですが、その切々としてストイックな音がすっかり気に入ってしまって、しばらくの間激しくリピートで聞いたりしていました。タイミングよくライブがあることを知って、とても楽しみに出かけてみたのでした。

会場は東高円寺のUFO CLUB。時間ギリギリに行ったつもりが東高円寺と新高円寺とを間違えて駅を降りてしまって、しばらくその間違いに気づかなくて(アホですな…)ウロウロしてしまったせいで、開演時間をかなり遅れてしまいました。ドアを開けたらすでにドアの手前までぎっしりと満員の人。しかも朝生愛の出番がもう始まってしまってました。

私は大きな勘違いをしていたのだけど、この日のライブのメインは朝生愛の方だと思っていたら、実は「割礼」というバンドの方がメインだったようで、客の多くがそっちを目当てで来てるようでした。なんとなく会場全体に漂う違和感に面食らってしまって、音楽を楽しめる気分になるまで少し時間がかかってしまいました。

はじめて生で聞く朝生愛は、やはりとても良かったです。CDの印象通りで、ご本人はあくまで淡々と演奏してました。はじめての曲も数曲聞けて、行って良かったと思いました。ただ、バックの音が朝生愛の音楽性とイマイチ合ってなかったような…。なんというか、あまりにもまっとう過ぎると言うか・・・面白みに欠けるものでした。もっとストイックな形に徹するか、あるいは内面的な高揚感のあるサイケな音を出してくれたらなぁっと、聴きながらそんなことをぼんやり考えました。私の体調があまり良くなかったせいかもしれませんが。
 
そんな感じで、第1ステージはあっという間に終了。もう帰ろうかと思ったのですが、せっかく同じ料金払ってるんだからと、その「割礼」というバンドの演奏も聴いて帰ろうかと思ったのですが・・・残念ながら、私にはまったく合わない内容でした(ファンの方がここを見ていたら、ごめんなさい…。単に好みの問題なので)。がんばって30分ぐらいは粘ったのですが、力尽きて途中で出てしまいました。同じく会場を出る人が何人もいました。けっして「割礼」の演奏や音楽が悪いわけではないのです。ただ、前のステージとはあまりにも音楽性が違うと思うのです。どうしてこういうカップリングになったのかは知りませんが、もうちょっと傾向の近い人を組み合わせた方が良かったんじゃないかと、私は勝手に思ったのでした。

なんとなくモヤモヤとした気持ちを抱えながら会場を出た後、そういえば高円寺だからきっとラーメンの美味しい店が多いだろう、て思って適当な店に入ってみたのですが・・・これがまた大ハズレなお店でした(笑)。マイナスな気分に追い討ちをかけられたようで、がっかり…。まぁ、こんな感じで、どうにも歯車が噛み合わない日ってありますよね。私の体調が悪かったのでしょう。きっと。
 
ラヴェンダー エディション/朝生 愛
Lavender Edition/Ai Aso
(PDL-0401) 2004年

2100円 (with tax)