ブックカバー その2

これはプレゼントではなくて、先月自分で買ったブックカバー。お店でふと見かけて、この象の図柄があまりにも可愛くて、買ってしまいました。「これ、お前が持つには可愛すぎるだろう!?」という外野の声は無視します(笑)

これを買ったのは、中野にある雑貨屋さん。そのお店にはステーショナリーとかで素敵なものがいろいろあって、入ると必ず何か買ってしまいます。危険なお店です。海外のメーカーのものかな?って思わせるセンスの良いものがいろいろあります。で、先日店員さんに、「これってどこの国のなんですか?」って聞いたら、「みんな中国産です」ってぶっきらぼうに答えられて、ちょっとがっかりしてしまいました・・・。工場の拠点を聞いたわけじゃなかったんだけどなぁ。
 
 
 
あらためて自分の部屋の書棚を見回してみたら、ブックカバーがいろいろありました。左の写真は和紙でできてるブックカバー。この和紙の感触がとても気に入って、お店にあるのを一人で買い込んでました。あまり売れる商品ではなかったようで、そのお店で私が買い尽くした後は、もう二度と入荷されることなかったです。愛用してたのですが、二十年くらい前に買ったものなので、もう薄汚れてしまっててみっともないです。右のやつは、よくある合革でできたブックカバー。素っ気ないのですが、こういうのもあると結構便利なものです。写真撮らなかったのですが、本革のすごく高かったブックカバーも1点あるのだけど、なぜか寸法がどの本にも合わなくて、ほとんど使ったことないのもありました。

ブックカバーって、いつも必ず持ち歩くわけではないのですが、繰り返し読み返したくなる本とかはブックカバーに入れておいたりします。でもときどき何の本を挟んだのか忘れてしまったりします。
 
 
ちなみに、上の写真のブックカバーの中身は・・・
「寺田寅彦随筆集」「ドン・キホーテ(セルバンテス)」「ホモ・ルーデンス(ホイジンガ)」「初恋(ツルゲーネフ)」「ビジテリアン大祭(宮沢賢治の短編集)」「妖精族の娘(ロード・ダンセイニ)」「トニオ・クレーゲル(トーマス・マン)」でした。何度も読み返したものもあれば、そのうち読み返そうと思ってそのままになってしまったものもあります。どれもみんな、15〜20年くらい前にブックカバーに挟み込んだ本たちです。その頃の思い出が、ふと心をかすめます・・・。ひさしぶりに読み返したくなりました。