米子の蕎麦

夜な夜なこんなことやってる場合じゃないのですが、間が空いてしまうと意欲がなくなってしまうので、郷里で撮った写真のアップ、がんばって続けてみます。。。

地元のおいしい蕎麦を食べて帰りたいと母に言ったら、「こし葉」というお店に連れて行ってくれました。私ははじめて行った店でしたが、本当にとても美味しいそば屋さん。

山陰の人なら誰でも知ってますが、これは「割子(わりご)そば」と言います。東京のそば屋でも、たま〜に品書きで見ることがありますが、やはり山陰地方ならではの名物だと思います。こんな風に直径15センチほどの丸い器が三段になって出てきます。この器の中に直接そばつゆをぶっかけて食べるのです。

さっき調べてみたら、「割子は江戸時代に松江の連(れん)と呼ばれる身分を越えた趣味人の集まりが、野外にそばを持っていく弁当箱(道中弁当などに使った白木の使い捨て容器が原型といわれる)として考えたのが始まり」なんだそうです。おもしろいですね、「そばの弁当箱」って発想が。

写真見ていただくとわかるのですが、麺は短めで太い細いのバラツキがあります。田舎そば風というんでしょうか、ちょっと団子っぽい感じ? つるっと食すのが心地よい、信州や関東のおそばとは違うものですよね。麺も特徴ありますが、そばつゆの味にも少し特徴あります。だし汁に醤油の味が立ってるのですが、関東の醤油とは違う辛さで、しつこくなくて、風味があって美味しいのです。もともとの醤油の性質が違うのだと思います。とてもあっさりしてるので、三段盛りのおそばもぺろっと食べられてしまいます。私は天ぷらそば食べたあとに、この割子そばを食べました(笑)。とーっても満足でした。

山陰地方行かれた方は、ぜひ「割子そば」食べてみてくださいね〜。


《追記》今回はそば屋さんもう一件、地元ではちょっと有名な「林そば」にも行きました。小さい頃住んでた家が近所だったので、昔はよくその店に行きました。今回ひさしぶりに行ってみましたが、やっぱりすごく美味しかった&懐かしかった。(カメラは持ち合わせなかったので、残念ながら写真はなし)