自分の中の記憶なんて、つくづく曖昧なものだなぁって思う。
今週末、実家に帰省することになりました。まったくその予定はなかったのですが、家の事情で急に帰らないといけないことになってしまって。向こうに帰ってみないと状況がわからないのですが、たぶん3〜4日の日程で、本当にひさしぶりの里帰りです。もうかれこれこれ10年ぶりくらい?って感覚だったのですが、ふと過去の日記を遡ってみたら(こういう時、くだらない戯言日記も続けててよかったって思う)、5年前の正月に帰省してたのでした。
5年前の2001年、私は務めていた会社を辞め、独立して仕事を始める決意を伝えるために実家に帰ったのでした。当然、両親はひどく心配しましたが、「何言われても、考えを変える気はないから」と頑固に自分の考えを通しました。そしてその年の8月いっぱいで会社を辞め、何の当てもない状態から、手探りで歩きはじめたのでした。
気がつくと、今月でちょうど丸5年。もうずいぶん長いこと経った気分だったのですが、自営を始めてまだたったの5年しかたっていなかったことに、自分ではちょっと驚いています。本当にいろんなことがあった、この5年間。今もけっして楽な生活ではないけれど、とにかくこうやって仕事を続けていられることを、ありがたく感じないといけませんね。支えてくれたたくさんの方に、心から感謝です!
最近なんとなく心がくたびれていて、仕事にも気持ちが入っていなかったのですが、これを機会に、また自分の足許を見つめ直したいです。そしてもう一度ちゃんと自分の仕事に向き合わなければ、って思っています。思いがけず実家に帰ることになったのも、良い機会なのかもしれませんね。
あ、でもまずは無事に帰省できるよう、目の前の仕事を片さなければ〜。
この2枚の写真はかれこれ15年くらい前?に、実家の近くで撮りました。季節は春先、三月くらいだったと思います。この頃はNikonのFMを使ってました。
*ミトン*
いい風景ですね
空が高くて、すがすがしくて
ジャムサンドさんの育った町は
優しい表情で迎えてくれたことでしょうね。
これからも素敵な絵を描いて下さい。
よこやま
>ミトンさん
東京から郷里に戻ると、まず「空が違う」って思うんですよね。
同郷の私の友人達は皆同じことを言います。
むしろ「空がない東京」の方が特別なのかもしれませんが。
あの空を見ながらぼーっとするだけで、心洗われる気がします。
ひさしぶりにのんびりしてきますね。
モリッスィー
空が高い。広い。
本当にそうですね…。
時間の流れ方もゆったりしていますよね。
ゆっくりと疲れを癒して下さい。
よこやま
>モリッスィーさん
山陰の空、ちょっと独特ですよね。
空が高くて、そのせいか雲が低く飛んでるように感じられて。
時間の流れもゆっくりしてますよね、ホントに。
ひさしぶりに里帰りしてきますね〜。
ロッキー
自分の座標軸は大切ですね。
常に前向きでしか思考しないように自分を強制していると、どこかに無理が生じているのを感じます。
旧世代の滅私奉公的な考え方が、高度経済成長をもたらした反面、個人の人格を無視して破壊して本当の豊かさを奪ってしまった。結果的には間違っていたと思われる、その根本的な考え方が、今の自分の考え方のような気はするのですが、競争社会ではあくまでも個人は戦力としてのみ評価され、自分をいたわる余裕は余りありません。
そんな時に、自分の座標軸を持っていることは大切なんだろうなと思います。
そこは故郷だったり、家族だったり、友だったり。
原点に帰るってことは必要なんでしょうね。
唱歌の故郷では最後に、「志を果たして いつの日にか帰らん 山は青き故郷 水は清き故郷」と唄っていますし、蛍の光では、「身を立て 名を上げ いざ励めよ」と唄っていますね。
私の座標軸の一つです。
よこやま
>ロッキーさん
故郷、帰ってきました。
やっぱり自分の生まれ育ったところに戻ると、少し感傷的にもなるのですが、忘れてかけていた大事なことを思い出したりもしますね。
自分の座標軸というか、自分の立ち位置というか、そういうものをちゃんと自分の内に持ち続けて、ときどき見つめ直す作業って大事ですよね。私はすぐに忘れてしまうから・・・。
いつもいつも前向きでいようとするのは、自分も周りの人もくたびれてしまいますよね。ときどきは立ち止まったり、のんびりしたり、道草してみるのも大事なことだなぁって思います。とにかく歩き続けることが大事なんだって思うんですよね。
「志を果たして」は、いつになるやらって感じですけど(笑)