【第1回 Tシャツ アート展】を開催します!

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皆さんに大事なお知らせです!

【第1回 Tシャツ・アート展】というイベントを7月に開催します。このイベントは、様々な分野のクリエイター達が「作品を創り、発表し、販売して、その売上の一部をチャリティーとして、DV被害者支援の民間支援団体に分配することで、その活動を応援」することを目的として開催されるものです。

今回の記念すべき「第1回」は、DV被害者支援団体との共催となりますが、今後もJMAAでは「創る、支える、分かちあう」をテーマに、様々な社会問題に取り組むNPOや市民団体とのコラボレーションを組みながら、収益の一部をチャリティとする【Tシャツアート展】を、全国各地で開催していく予定です。そして、クリエイター、地域の方々、近隣企業の方々に、社会貢献のきっかけとなるような機会を提供していきたいと考えています。
(詳しくはホームページをご覧ください)

■Tシャツアート展の公式サイト http://t-art.jmaa.info/
■主催者からのメッセージ http://t-art.jmaa.info/aisatsu.html
■JMAA(日本メディアアート協会)公式サイト http://www.jmaa.info/

さて、どうしてこんなイベントを急にやることになったのか、びっくりしてる方もいるかもしれません。でもこの企画はJMAAのメンバー達で、もう1年以上前から構想をあたためてきたことなのです。(会場が急に決まった関係で、参加申込締切までに日にちがなく、バタバタしていますが・・・)

私自身の関わり方を少しお話してみます。遡ると3年ほど前に、WNS(ウィメンズネットサポート)という《DV被害者支援》の活動をしている方々と、ふとしたことで知り合い、それから印刷物やHPの制作等をお手伝いさせていただくようになりました。私は正直なところ、DVに対して特別な関心があったわけではなかったのですが、お手伝いさせていただく中で、DVについて知ることが多くなり、いろんなことを考えさせられるようになりました(自分のサイトのエッセイコーナーに→こんな文章も書いてみました)。
そして2年前に開催されたWNSの「第4回シンポジウム」では、初の試みとしてイラストレーター有志達の参加による「チャリティ展覧会」(主催/日本イラストレーター協会)が併催されることとなり、私も出品者の一人として参加させていただきました。この時のシンポジウムはとても盛り上がり、またチャリティ展という形で参加したイラストレーター達にとっても、とても刺激を受ける、充実した、楽しい経験になりました。

DVの問題に限らず、社会的なテーマを掲げたNPOや市民活動グループは、パネル展示やシンポジウムといった方法だけではなかなか人の関心を広げていくことができずにいます。そこに光を当てていくのが、本来マス・メディアの役割なのだと思うのですが、どのメデイアでも(草の根的な活動の可能性を持っていたインターネットまでも)話題性の大きな、即効性のあるニュースソースが優先される傾向が強まる中、そうした小さな情報をメディアの側から取り上げてもらえる機会を、ただ待っているだけではダメなのでしょう・・・。
そこで、「アーティスト」や「クリエイター」と呼ばれる人達の出番です。なんとなく「暗い、重い」印象に思われている社会的なテーマも、「アート」というやわらかいフィルタを介在させることで、今までとは違う広がりを見せてくれるのではないでしょうか。いや、それは間違いなくそうなのです。そんな思いを、二年前のWNSシンポジウムで実感した数名のメンバーで、「JMAA(日本メディアアート協会)」を立ち上げることとなり、そして今回の「第1回 Tシャツ・アート展」を開催するに至ったのです。


近年、「社会貢献」となる活動を、自社の重要な事業のひとつとして明確に位置づける企業が、少しづつ増えてきました。利潤追求だけでは、社会的に外からの評価を受けることも、企業内での社員達の結束を維持することも難しいのだと、ようやく経営者達の考え方も変わってきたのです。そして企業に属していない個人、自営業者達の仕事へのスタンスも、急激なスピードで変ってきていると感じます。
----「消費」を煽るばかりの仕事ではなくて、「つくり出す」仕事に携わっていきたい。お金よりも自分なりの信念や理想が大事。世界を汚すような仕事には関わらない。人を傷つける(間接的にも)仕事はしない----そんな考えを持った人が増えているのではないでしょうか。暗い話ばかりが多い世の中ですが、希望の芽はちゃんとあるのです。まだまだ草の根レベルでやっていけることはたくさんあるのだと思います。。。

長々とこんな駄文を読んでくださった方、ありがとうございました。気負ったことを書いてしまってごめんなさい。ただ私自身にとっての覚え書きとしても、今の想いを書き留めておきたかったので・・・。でも何か感じてくださった方、私たちのこの活動をどうか応援してください。そして関心を持ってくださったら、このTシャツ展に、ぜひご参加ください! 楽しいですよ。きっと。