眼鏡がない

しばらく眼鏡のない生活が続いてます。
・・・ってここに書くと、私の親しい友人達から「またなくしたの!?(酔っぱらって)」って言われしまいそうですが・・・いや、今回はなくしたわけではなくて、友人の家に忘れたまま取りに行ってないだけのこと。仕事上細かい作業が多いので眼鏡がないと困るのだけど、なくてもなんとかなってしまうから、そのうち取りに行こうと思ってるうちにもう3週間もたってしまった。相変わらずこんな感じで、自分のだらしなさといいかげんさにあきれかえっている今日この頃。だったら行動に移せば?って言われそうですね。いやまったく、その通りなんですけどね。。。

最近とてもうれしいことがありました。全豪オープンでヒンギスがベスト8まで勝ち進んだこと! 一時は引退表明までし、3年ものブランクがあった後で、突然の復帰。そして準々決勝まで進んだのは本当にうれしいニュースでした。私にとって、ヒンギスは一番好きなプレーヤー。彼女の(全盛期の時の)プレーを見て、私はテニスの面白さにすっかり引き込まれてしまったのです。

ヒンギスは16歳の時から女王の座に君臨し、その後6年間トップを走り続けました。勝って当たり前、負けると集中砲火を受ける過酷な状況の中、私たちの想像を超える大きなプレッシャーを背負ってプレーし続けたのだと思います。その絶対的な強さ故、周りから叩かれることも多く、99年の全仏でかつての女王・グラフと対戦した時は、観客のほとんどがグラフの応援に回り、結果ヒンギスは涙の敗戦に沈みました・・・。あれはテニス界に永遠に残る悲劇だったと思う(私はヒンギスに絶対勝ってほしかったからTVを見ながら泣いてしまった)。その後何故か大きな大会では勝負の運に見放され、パワーテニス全盛の時代にあってヒンギスのプレースタイルは徐々に追いやられ、手術が不可避な深刻な故障にも直面し、3年前にまさかの引退表明をしてしまったのでした・・・。

そんないろんなことがあっての今回の復活劇。昨日惜しくも破れてしまったけど、心に残る感動的な試合を見せてくれた。彼女はまだ25歳。全盛期のようにはいかなくても、今のヒンギスだからこその、素晴らしいプレーを見せてくれたと思う。今回が新しいスタートとして、再びトップを続けてくれることを期待したい。ずっとずっと応援していこう。

・・・なんて言いつつ、昨日ヒンギスが対戦して破れた相手はクライシュテルス。彼女も、私の最も好きな選手の一人。ランキングがさほど上ではなかった頃からずっと応援してきた。技が多彩でゲームの組み立ても上手で、力強さも兼ね備えた、本当に素晴らしい選手。でも気持ちが優しすぎるところがあって、そこが勝負弱さとなって現れてしまうこともしばしば。でもそんなところもまた魅力(…って、私だけの思い込みではなくて、同じこと言ってるファンは多いはず)。昨日は大好きな選手同士の対戦で、私にとっては至福の時間でした。。。
クライシュテルスは昨日のゲームでベスト4に進み、世界ランキング1位に返り咲いた。彼女も2年前に故障して手首の手術をし、昨年見事に復活。134位まで後退していた世界ランクをわずか一年でトップまで戻したのは、快挙と言うほかない。100位以下だった選手が1年以内で1位になるのは、男女を通じ初めてなんだそうな。ヒンギスもクライシュテルスも素晴らしい!! シャラポアなんかに負けるな〜(笑)。