「ちょっといい話」の原画

「暮らしの知恵」という雑誌に6年間連載が続いたイラストが出版社から戻ってきました。この連載は、「ちょっといい話」と題された海老名香葉子さんのエッセイに私が挿絵を描かせていただいたもの。1999年の4月号から連載が始まり、今年の4月号まで、6年と1ヶ月連載が続いたのです。当初はまさかこんなにも長く続くとは誰も思っていなかったのですが、うれしいことに「読者から好評」という後押しをいただいて、もう一年もう一年という形で連載が続いたのでした。昨年9月にはそれまでの連載をまとめた単行本も刊行されました。
『玉ねぎコロリン』(発行/共同通信社)1500円
※まだ流通してますので、ご興味ある方どうか宜しくお願いします♪

毎月1枚づつのペースですが、73回分の連載、そのうち3回だけどうしても締切間に合わなくて以前描いた絵を代用させてもらったりもしましたが、単行本用に4枚描き下ろしたので、全部で74枚の絵を描き貯めたことになります。普段あまり絵をか描かない自分にとって、このことは貴重な経験と実績になりました。あらためて見ると破り捨てたくなるヘタクソな絵もありますし、なくしてしまった原画も数点ありますが、今こうして戻ってきた原画の山を前にすると、何とも言えない感慨が込み上げてきます。
よくまぁ、こんなに描いたものだなぁと、少しだけ自分を褒めてやりたい気分です。