「プタンタン=モレトゥス博物館展」ブース・壁デザイン

先日記事を書きましたが、印刷博物館で開催された「プタンタン=モレトゥス博物館展 グーテンベルクからプランタンへ:印刷革命がはじまった」という企画展に、ほんの少しだけ、私も関わらせていただきました。この展示のために制作された「Plantan Printing Antwerp」という 映像作品の編集を、Aoki氏(もう一人の事務所スタッフ)が手がけ、私はそのモニターが設置されたブースの壁紙のデザインをさせていただきました。

筒状になっているブースの内側、モニター3つが設置されてる壁部分のみが私の担当した部分です。まぁ、デザインと言っても、貴重なギャラモン活字(素晴らしい造形美です!)を撮影した写真を、ほとんどそのまんま使用しただけなんですが…。色調のバランス等、それなりに作り込んだつもりです。何しろ仕上がりサイズが大きい(幅2m、高さ2m70cm)ので、出来上がったときのイメージを掴むのが大変でした(大きなファイルサイズのデータを作るのも、すごく大変…)。でも出来上がったものを見ると、それなりの見栄えがして良かったんじゃないかと思います。こんな素敵な仕事に関わらせてくださった粟津デザイン室の方々、印刷博物館のスタッフの方々、会場設営してくださった方々に、深く深く感謝です。。。

この印刷博物館という施設、私も今回のお仕事ではじめて中を見させていただいたのですが、思っていたのよりもずっと(…すみません)面白い内容の設備で、資料等の充実ぶりにもいたく感激しました。印刷関係者だけでなく、デザイナーやイラストレーター、写真家、アートディレクターなど、ものをつくる仕事をしてる人たち、そして出版関係者や、とにかく本が大好き!という人達にも、ぜひ観に行ってもらいたい施設だと思います。常設展だけでもかなり見応えあるので、関心持ってくださった方、ぜひ足を運んでみてください。
・・・ここを見てくださってる方で観に行きたいという人が何人か集まるのでしたら、いつか「印刷博物ツアー」を企画してみるのも面白いかもしれませんね。・・・なぁんて、思いつきの話なので責任は持ちませんが(笑)。


左)「プタンタン=モレトゥス美術館展」の展示風景 右)印刷博物館常設展の展示