月末と月初のリアリティー

会社勤めの方たちにとって、月末は特別な感慨があると思います。ひと月の仕事を乗り切った安堵感と達成感は、何にも代え難い喜びであることでしょう。その仕事の対価としての給料を受け取って、仲間たちと飲みに行ったりする時間は、本当に楽しいひとときですよね。私も会社勤めの人間でしたから、その毎月のメリハリが、苦しくもあり喜びでもある感触をよく知っているつもりでいます。
一方、自営業を営んでいる人間にとって、月末は間違いなく…恐ろしい時間です(笑)。何故って、たくさんの支払いごとに追われるから。毎日がんばって、がんばって、休みなくがんばって、やっとお客さんからの入金を受け取ったのも束の間、業者さんへの支払いをごとをこなしていくとあっという間に手元からお金はなくなって、寂しい現実に直面してしまう、というわけなんですねぇ。
月末と月初。お金が入ってくる機会を持つ人と、お金が出て行く機会を持つ人と、それぞれ違う現実感を抱いてるんだろうなぁ、と思います。どちらがいいとか悪いとか、そんな次元の話をするつもりはないのですが、会社勤めの方たちの想像以上に、とにかく自営業の人間にとって月末はひじょ〜〜にコワイ時間なわけです。どうやって今月のやりくりをしようかと、、そんなことばかり考えて月の半分が過ぎてしまいます。胃の痛くなる時間を何夜も越えて、そしてどうにか苦しい月末が過ぎ新しい月を迎えることができると、「あぁ、生きていられてよかたなぁ…」と深いため息をつくことができるのです。何を大げさな…とお思いな方もいるでしょうが、多くの自営業者にとって、この感覚はきわめてリアルなものなんですよね〜。このスリルと緊張感が、ひとつの喜びになっている、という気がしないでもないのですが(笑)

またどうにか苦しい月末を乗り切ることができました。たくさんの方に感謝です。。。