先日チラシ制作でご案内した「シネマ・カルト・コレクターズ展」が昨日最終日だったので、搬出の手伝いがてら行ってきた。そして初めて見た時から買おうか買うまいかずっと迷っていた《「サンタ・サングレ」プレスリリース・ホドルフスキ−直筆サイン入り》を、思い切って買ってしまった。。。。それが狙いでお手伝いに行ったわけではないのですが(笑)、ご厚意に甘えて友人特価で譲っていただきました(いくらで買ったかは内緒です)。A.ホドロフスキーの直筆サインなんて、本当にレアな代物。そしてこの「サンタ・サングレ」は、私にとって、とてもとても思い入れのある大好きな作品。ゲットできて本当にうれし〜。
「サンタ・サングレ」に最初に出会ったのは、私が大学生の時。全編通して奇怪なシーンが満載で、母子二人羽織(!)とか、トラウマになりそうなほど(笑)強烈に印象に残る作品だった。私にとってははじめてのホドロフスキー体験だったので、とにかく圧倒されっぱなしだった。「エル・トポ」のようなわけのわからない凄さはない、というのがマニアックなファンの人たちではもっぱらの定評になっているようだけど、でも私はこの「サンタ・サングレ」が今でも一番好き。残酷に見える映像表現の一方で、本当は切なすぎるほど美しく幻想的な映画だと思うから。クライマックスで聾唖の少女が主人公の青年に手を差し出すシーンは、あまりに切なくて、私は劇場で思わず泣いてしまったし。いろんな意味で私にとって忘れられない映画。
その後何年か経って、この映画の配給をした人たちと親しくなったり、今はそのホドロフスキーの直筆サインが自分の手元にあったり。面白いですね、人生の巡り合わせって。
せいじ
さすがだー!!もう到達できない領域にいってしまわれたんですね。
「人間らしくお食べ」
よこやま
いえいえ、まだまだもともな人間の領域にいますよ。たぶん・・・
「人間らしくお食べ!」の台詞、流行りましたね〜。って、私ら三人の間だけですが(笑)
それにしても最近の10〜20代の人で、ホドロフスキーに反応してくれる人ってどれだけいるんでしょうかね?